第4章 血界戦線《レオナルド・ウォッチ》
指の隙間から目を覗かせると
透明感のある白い肌に、赤いルビーが
艶やかに輝いている
情欲をかきたたされるその姿に釘付けになる
『似合ってない?』そう色っぽく囁くの言葉に
首を左右にふり
「すっごい綺麗です!」
そういえば
当たり前じゃ無い。と笑う
『ありがとう
レオからはいっぱいクリスマスプレゼントもらっちゃったな』
そう言いながら、布団に潜り込み
僕の肩に頭を乗せグリグリと嬉しそうに顔を埋めてくる
「僕は、なんにも‥‥」
『何で?』
「レストランも‥その‥‥」
『あーゆうのはいいの!』
私のが何倍も給料貰ってるんだから
あんまりバッサリとゆうに乾いた笑いが漏れる
『素敵なネックレスも貰ったし
それに‥‥』
「それに?」
の次の言葉が気になり
顔を覗き込む様にみると
またいつもの官能的な笑顔を浮かべ
『一度しか無い童貞ももらっちゃったしね』
プライスレス♡なんて訳のわからないことを言いながら
キスをしてくる。
「ーーーーー!」
ふわりと僕に覆いかぶさると
目の前に白く形のいい胸と、自分が選んだルビーのネックレスが
官能的に揺れる
レオナルドの首筋から鎖骨へ流れる様に
唇を這わし
胸の間をきつく吸い上げる
「ーーーーッ」
『ほら』
チクリと痛みが走った所をが
細い指でそっと触る。
目線を落とすと、紅い花が1つ咲いている
『ほら、お揃い』
小悪魔の様に見上げてくるに
どうしようも無く昂ぶっている僕は
きっと彼女の狙い通りなのだろう
『もっかいしよっか』
小悪魔の甘い囁きがまた僕の思考を奪っていった
、