第4章 皆でわちゃわちゃ彼(?)シャツ
最近、天気が悪い。
その為、洗濯物は部屋干しだ。
そして、部屋干しは臭うのだ。
私の部屋が、生乾き臭でいっぱいである。
何に困っているか、って。
元々、洋服に興味がない私は、着回しの出来る数着の服しか持っていない。
つまり、着替えが無くなってしまった。
生乾き臭のする服とか着たくないから、洗濯をし直すにしても、だ。
部屋着ですら無い、ってどういう状況だ、これ。
諦めて、この臭う服を着たとしても月島くん辺りに嫌味を言われるのは目に見えている。
どうしようか考えていると、思い立ったのは水着にエプロン。
見られても平気なものと、体を隠せるもの。
家の中なら、温度も調整出来るし大丈夫だろう。
そう思って着替えると、いつも通りの作業をしようとリビングに向かった。