第3章 3
大「…んふっ」
松「お。…イキナリ笑ったよ」
櫻「ねぇ。智くんもそういうカンジなの?ただ何となく~的な。わりとすんなり受け入れてるように、我々の目には映ってるんだけど…」
相「違うよね?リーダーは、ニノに“キュン☆”ってなるから、チューしちゃうんだよねっ?」
松「“キュン”推しますね(笑)」
相「だって!絶対そうでしょ?もう目がハートに見えるよ、俺には!リーダーはね、ニノにキュンキュンしてんの!もうかわいくってしょーがないのっ!ねっ?そーだよね、リーダーっ!」
櫻「キュンキュン…ズキュン?」
松「…何か違わない?(笑)」
二「いや。だから。違――」
大「ウン…」
四「!」
シャコシャコ…
そうなんだよ。結局そういうことなんですよ。もっとね、ちゃんと…
中が見えれば!自分の目で!!そしたら、オイラだってこんなウダウダ言ってない。サッサとどーにかしてますよ。だってヤバいかどうかなんて、見たらわかるでしょ?イッパツで。
松「…『ウン』だって(笑)」
相「ほらぁ~♪」
櫻「まさかのアッサリ肯定…」
二「いやいやいやっ。今の違うって!今のは全然聞いてない『ウン』だって!!」
大「…」
シャコシャコシャコ…
ウ~ン…
シャコシャコ……シャコシャコシャコシャコッ!
んん~~~~っ、もどかしいッ!ドッチだ、この歯ッ!?アウト?セーフ??もう…誰か中入って見てきてッ!?
――ってカンジ。ホントね、その辺にコビトとかいたら、俺、絶対頼むね。『ちょっとさぁ、俺の口ん中入って、見てきてくれる?』って。『あ、そうそう。特に歯の間とか。奥歯の裏もね?しっかりとチェックして』とかってさ。コビトさんに…
大「…」
四「?」
…そうだな。例えばメンバーだったら…
大「……」
四「??」
この四人が、米ツブくらいちっちゃくなって。で、オイラの口の中に住んでて…