第3章 3
松「…何か、スゲー勢いでこっち見てんスけど。あの人。歯ブラシ咥えたまんま」
櫻「まだ磨いてたんかいっ」
二「どんだけ磨いたら気ぃ済むのよ」
相「どしたの?リーダー。あんまりゴシゴシやってたら~…歯ぁなくなっちゃうよ?」
櫻「…え?(笑)」
松「それは~…一大事だねっ?(笑)」
二「体験談なんでしょ?きっと。ご自身の。我々には決して経験することのできない、バカみたいなバカ力で――」
相「バカバカうっせぇな!ちょっとした可愛いジョークだろっ!?」
…こんな風にワイワイにぎやかなカンジ?それとも、みんなそれぞれに淡々と仕事こなしてるカンジかな…。
大「………」
四「???」
ン~…
ま、ひとりひとりなら、大体想像はつく。何となくだけど。
松「…マジでめっちゃ見てんな(笑)」
マツジュンはね、真面目にコツコツ磨くタイプ。黙々と。職人みたいに。で、歯磨きちょっとサボっただけでもモノスゴイ怒られる(笑)。
相「ニノちゃんへのラブビーム出してんだって!ね?リーダー♪」
相葉ちゃんは~…寝起きもテンション高いから。朝から『イェーイッ!』って盛り上がって、きっと超ノリノリの歯磨きタイムにしてくれるねっ♪
櫻「“ラブビーム”…。何か昭和な香り(笑)」
翔ちゃんはイロイロ調べて教えてくれる人。『あ、ちょっと待って!あのね、前歯を磨くときの一番イイ角度調べたんだよ。え~っとねぇ…』とかって。でも全然聞かないの。オイラが(笑)。
二「て言うか。ホントいつまで磨いてんだって。歯茎痛むだろ、いい加減。そろそろトシ考えて?」
ニノは…要領いいからな。楽に磨けるコツとか技とか見っけてくれる。裏技的な。でも教えてくんない。ツンデレだから。
大「…」
二「…なんだよ。何見てんだよ」
でもね。こう見えて俺のこと一番心配してくれてるからね、ニノは。すごいよく見てる。…マ、俺のこと大好きだから?しょーがないんだろうケドっ?