第7章 7
松「そうね?何も考えないと同じ磨き方になっちゃうし…。それだとどうしても死角ができやすいんだよね」
相「それが積もり積もって~…ヤバくなんだよね?ちょっとの油断が命取りっていうか」
松「そうそう。歯磨きって毎日のことだから、ついつい無意識になりがちだけど…やっぱね!マンネリはダメなんですよ!!」
相「…始まった…」
二「シッ!」
松「歯磨きに気を抜く暇なんてないからね?一本一本、気合い入れて!かつ丁寧に!!顎の限界まで時間かけるくらいでないと…ねぇっ!?」
櫻・相・二「そ、そ~ですね…(アツいな~、相変わらず…)」
それはまぁ…(頭では)わかってんだけどさぁ…
二「わかってんならとっとと行けよ。歯医者に行けよ。まず何よりも先に行けよ。もう今すぐにでも行けよ」
や、でも今…まだ収録中だし。さすがに今すぐってワケには~…
松「当ったり前だろッ!!仕事最優先でしょ!?…でもコレ撮り終わったら、ソッコー歯医者の予約入れてよ?」
…う~ん…
相「リーダー。マジで早い方いいって」
…じゃあ。次の、そのまた次の休みにでも…
櫻「な、何ゆえ、そのまた次…?」
えええ~?だってぇ…
二・相「…まさか?」
松「まさかの?」
…ン?
櫻「…そのマサカ、なんですか」
…ん~とぉ…
四「…」
――ハイッ!ソノまさかデスッ!だってもう、船もバッチリ予約しちゃってんだも~ん♪
四「・・・」
でもホント久々だよ?ずっとね、ホントにず~っと行ってなかったんだからっ!俺、超楽しみにしてんだから、次のオヤスミ!!だからぁ~…次は、チョット無理かなぁ?って♪
四「・・・・・」
でもっ、次の次には!次の次の休みは、ゼッタイ行くから!!
二「…はい。これもうダメです」
松「マジ無理。俺もう着いてけない」
櫻「俺も…ちょっとホント申し訳ないけど、よそに…」
二「行きます?みんなで仲良く」
松「そうしましょうか」
櫻「…あの。こんな俺でも、またご一緒させていただける…?」
二「いやいやっ。何言ってんスか。あなたのような優秀な参謀、どこも引く手あまたですよ!」
松「そうそう。弘法も筆の誤り…ってね?誰にだってミスはありますから。次、気持ちを新たに頑張りましょ!」
櫻「な、なんてお優しい~…☆」