第7章 7

二「『えええ～』じゃないよ。おまえの歯だろ」
松「そうだよ、リーダー。ホント早急に行ってよ？マジで、ガチでヤバイやつだからね？放置されたら、下ゾーンの俺んとこにも感染するかもしんないし…」
櫻「そんな大げさな～…。あ。ゴメンなさい」
松「…戻ったらソッコー消毒しよっ。隅々まで、徹底的に！俺の気が済むまで！！」
二「ですって。き～た？コレ、歯医者行った方が早いと思うよ～？」
相「ね。その方が絶対イイって！あとあと痛いのリーダーなんだから」

…わかったよ。行くよ。行きますよ。行けばいいんでしょ～？

松「ナンだその言い草！おまえ…自分の歯だからなっ？」
二「そうそう。そこらへんちゃんと自覚してていただかないと。我々に責任あるみたいになっちゃうから、これ。ねえ？」
相「そうだよねぇ？基本自己管理だよね、歯磨きなんて」
櫻「いや、すべては俺の責任だ…。俺が、俺がいたらなかったばっかりにっ、こんな事態に…っ」
松「いやいやっ。翔さん。誰にでも見落とすことはありますから」
相「そうそう。たまたまだって！」
二「相当わかりにくいトコだったしね？ちょうどさ、いつもの巡回コースから外れてたのかも…」
櫻「いやっ、そういう問題じゃないっ。すべて…すべて俺のせいなんだ！俺が悪いんだ！！俺が…ッ！！」
相「翔ちゃんのせいじゃ…。ちょっとリーダーも！何とか言ってあげてっ？」

あ～…うん。翔ちゃん、違うから。俺、最近チョット気を抜いちゃってたから…

二「そうだよっ！所詮アイツのせいなんだよっ。いっつもボヘラ～って何も考えないで磨いてるからっ。『気を』ってか、手を抜いてたんだよ！アイツが！！」

う…確かにそうなんだけど…（何かヒデェな…）。