第20章 コウノトリが運んでくるものは?
コナンside
今日は日曜日。
探偵団のみんなと公園でサッカーをする約束をしていた。
サッカーボールを持ってみんなと公園に向かっていた。
曲がり角を曲がった時見覚えのある後ろ姿を見つけた。
「あー! くのえお姉さんだ!」
歩美が声をかけると くのえは俺たちの方を振りむく。
「.....な。」
その時、 くのえの抱えていたものに驚きを隠せなかった。
「こんにちは。みんな。」
「.... くのえ姉ちゃん。.......今度はどこの子なの?」
くのえはまだ生まれたばかりの赤ん坊を抱えていた。
あの小ささだ、今度は家出なんて落ちじゃねぇだろうし...。
「......どこの子でしょう?」
くのえはいたずらっぽく微笑んだ。
おいおい、勘弁してくれよ。
「わー!赤ちゃんだー!」
「可愛いですねー!」
「まだ小さいわね。」
みんなが くのえのもとに駆け寄る。
「 姉ちゃんの子供か?」
元太が くのえにいう。
「わかった!安室さんと くのえお姉さんの赤ちゃんだー!」
いや、それはねーだろ。
というか、歩美ちゃんなんで2人のことを...??
「まさかー。それはないでしょう」
「......................え?」
突如、前方から聞こえた女の人の声。
前を向くと梓さんがスーパーの袋を片手に立っていた。
と思ったら血相を変えて喫茶ポアロの方へ走って行った。
めんどくさいことになりそうだな、こりゃ。