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境界線。【安室透夢小説】

第20章 コウノトリが運んでくるものは?


くのえside

朝、眠たい目をこすりながらカーテンを開ける。
昨日は、 翠くんの友人と遅くまで話してたんだっけ。

今日は天気がいい。気温もそれほど暑くもなくて過ごしやすい。
そうだ、今日はこの子を連れて散歩に行こう。
これくらいの子はどこに行くのが楽しいんだろう。
公園?動物園?水族館?遊園地はまだはやいかな...。

るんるんと鼻歌を歌いながら支度を始める。



ベッドの上から大きな泣き声が聞こえる。
目、覚ましたのか。

「どうしたのー?おはよう。今ごはんの準備するからね。」

ベッドの上にいる彼女に声をかける。










朝ごはんを済ませ、お散歩の準備をして家を出る。お気に入りのワンピースに翠くんのくれたキャペリンハット、彼女を抱っこして家を出る。

「行ってきます。」


「あ、行ってらっしゃい。気をつけてね。」

翠くんが玄関まで見送りに来てくれた。



今日は、この子との最初で最後のお散歩。
彼女の頬をつつくとニコリと笑ってくれた気がした。


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