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境界線。【安室透夢小説】

第19章 和訳せよ “Lover is a worrywart”


安室side


「...........女性より先に来るのは当たり前だろう。 くのえさんが優しいからって...。」

2人と適度な距離を取りながら歩みを進めていく。

....................進めて行く、じゃないだろう俺!
こんなストーカーみたいな真似...。


数日前、 結局くのえさんと 柊という男がランチに行くことを承諾した。
全く、 くのえさんには危機感とか警戒心とかいうものが相変わらず存在していないのか。
はたまた、かつての恩師である 柊は自分のことを好いてくれているから何されてもいいとか考えているんじゃ...。











~安室透妄想劇場~

柊の車の中。 柊が運転席に座り、 くのえさんは助手席に座っている。

「先生、今日は誘ってくださってありがとうございます。」

「構わないよ。」

車はどんどんと人気のない道へ入っていく。

「あの、どこへ向かってるんですか?」

適当なところへ車を止め、 柊は くのえさんの太腿に手を置く。

「.....ダメ、かな?」

「私、恋人が...」

「僕のこと嫌い?...僕は君のこと好きだよ。」

「先生...。」


~妄想劇場終了~



あぁあぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!
ダメだダメだダメだダメだダメだ!!!!!!


くのえさんのことは信頼している。だが、相手は男。
もしものことがあったら......。
そう考えた結果、2人を尾行するという結論に至ったわけだが。


それにしても距離が近過ぎやしないか?

2人がお店の中に入っていくのを確認した。
俺も同じ店に続けて入っていく。

「お客様、何名様でしょう?」

「1人だ。あ、あの席座ってもいいかな?」

2人の会話がなんとか聞こえる席に着く。
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