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境界線。【安室透夢小説】

第19章 和訳せよ “Lover is a worrywart”


くのえside


柊先生とのランチ当日。
結局、 柊先生の車にはならず公共交通機関で出かけること、もし、帰れなさそうな雰囲気になりそうなら安室さんに連絡を入れること。この2つを条件に 柊先生とランチに出かけることになった。







「...安室さんだって女の人と出かけるくせに。.........心配性。」

小さな声で呟いた。

今、私は駅前で先生が来るのを待っている。
約束の時間より30分も早く着いてしまった。






「.... 結城くん!もしかして、僕時間、間違えたかな?」


柊先生が駆け足で現れる。
薄ピンクのシャツに黒のジャケット、ラフなようでフォーマルなようで爽やかな印象の先生にはよく似合っていた。

「いいえ。先生こそ早いですね。私が時間間違えちゃって....。」

「そうだったのか。君を待たせないようにと思って早く来たんだけど...。待ったかな?」

「....うーん。5分くらいですかね?だから、全然大丈夫ですよ。」

先生がニコリと微笑む。

「そうか、それなら良かった。じゃぁ、行こうか?」

「はい。」

そう言って、私たち2人はお店に向かって歩きだした。
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