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境界線。【安室透夢小説】

第1章 プロローグ




安室さんに案内されて俺たち3人はテーブルにつく。
注文を済ませるとしばらく学校の話やいつものように恋バナなんかが始まった。

「....そう言えば、 くのえ、また呼び出されてたわね。」

「あぁ、一個上の霧島先輩でしょ?何回目だっけ?」

そんな話を聞いていると安室さんが注文したのものを運んできてくれた。

「 くのえ姉ちゃんってモテるんだね。」

「それがねぇ、男の人にも人気はあるみたいなんだけど、、なんでか女にばっかモテるのよね。」

「へ、そーなの?」

思っていた回答と違って驚いた。

「うん、今話してた霧島先輩って人も女の子なんだけど。 くのえちゃんのことお気に入りみたいで。」

「何かしら理由つけて くのえのとこ会いに来るのよね。」

一個上の女の霧島って、、あの人か美人の生徒会の。

「へー。...だって、よかったね。安室さん。男の人じゃないって。」

そう言って安室さんに声をかける。

「どうして僕に言うんだい?」


蘭も園子も驚いた顔をしていた。

「だって、安室さん、 くのえ姉ちゃんのこと好きなんでしょ?」

「な、何を言ってるんだいコナン君。彼女はまだ高校生だよ?」

「そうよ、コナン君。」

「隠さなくてもいいのに。だって安室さん、朝だって笑顔がいつもの3割り増しだったし、 後ろ姿じっと見てたでしょ?さっきも くのえ姉ちゃんが帰るって言ったとき、残念そうな顔してたし、お仕事中なのに、送ろうとしたり、 園子姉ちゃんが男でもできたんじゃ?って言った時とか、くのえ姉ちゃんがモテるって話の時とか眉間のシワヤバかったよ。だから、もしかして、、っ
て思ったんだ。」

「......はあ。すごいね、コナン君。君には負けたよ。」

「え、じゃあ、もしかして本当に!」


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