• テキストサイズ

境界線。【安室透夢小説】

第1章 プロローグ







下校時刻になった。
登校の時と同じように帰りも教師・PTAの見守り付きで下校になる。
普段なら賑わっている公園も事件のせいか人っ子ひとりいない。

「あ、コナン君。こんにちは。今日はよく会うね。」

声をかけられ振り返ると 結城と蘭・園子が一緒に歩いていた。

「こんにちはー。あれ?今日はずいぶん早いんだね。」

「それがね、ほら、朝見てたニュースあったじゃない?危ないからって私たちも明るい時間に帰るようにって。..それより、コナン君こそ1人でどうしたの?危ないじゃない。少年探偵団のみんなは一緒じゃないの?」

「ちょっと寄り道してたんだ。でも、もう帰るところだよ」

蘭と園子・ 結城と一緒に探偵事務所まで帰ることにした。

「あ、おかえりなさい。」

探偵事務所の前まで来るとまた安室さんに声をかけられる。

「あ、ねぇ蘭、 くのえ。せっかくだし、ポアロでお茶していきましょうよ。」

「いいわね、コナン君お友達と約束してたりする?」

「んーん。してないよ。」

「....ごめんなさい。わたし、今日は人を待たせてて。」

「さては、男でもできたか」

申し訳そうにしている 結城を園子が茶化す。

「内緒ー。ごめんね。今度埋め合わせするから。」

「1人で大丈夫ですか?もしよければ、車で送りますけど、」

安室さんが 結城に提案する。
...安室さんってもしかして..。

「安室さん、お仕事中でしょ。まだ明るいし大丈夫ですよ。2人ともまた、明日。コナン君と安室さんもさよなら」

そう言って 結城は帰っていった。

「...じゃあ、3名様ご案内ということで大丈夫かな?」


/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp