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境界線。【安室透夢小説】

第7章 幸せの対義語は×××



「... くのえ姉ちゃん、どうしたの?怒ってる?」

「別に、怒ってないよ?ただね、なんだろう。下腹の辺りがねグルグルするの。」

くのえさんは口元だけで微笑んだ。

「...ぐるぐる、ですか?」

「昔からそうなんです、なんでかはわからないんですけど時々、突然お腹がグルグルして、頭がズキズキして、指先が震えて、吐き気がして.....今みたいに。」

そう言って くのえさんはお腹を抱えてその場に崩れ込んだ。
目には涙が溜まっていた。
突然のことに驚いた。

「 くのえさん!?大丈夫ですか?」

くのえさんに駆け寄り、 くのえさんの顔を覗き込む。

「どこが痛いんですか?」

くのえさんの頬に触れようとした時。


パシンッ______



くのえさんに払いのけられ距離をとられる。

「............あ、....あ......いや....こ.....な..」


近くにいたコナン君に助けを求めるように抱き締めていた。
くのえさんの様子が明らかにおかしい。

「... くのえさん!!僕です!」

まるで僕だと認識していないようだ。

「. くのえ姉ちゃん!!ねぇ!」

「...あ.........ごめ......なさ..........ごめんなさい。」

「....まだ顔色悪いですけど大丈夫ですか?」

「...大丈夫です。本当に何でもないですから気にしないでください。コナン君も、ごめんね。」

本当に突然の事だった。
くのえさんにいったい何があったんだ?
くのえさんのことをよく知るようになってから謎が増えた気がした。












結城 くのえさんにはいったいどんな秘密があるっていうんだ。




第8章につづく
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