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境界線。【安室透夢小説】

第6章 探しものはなんですか?


安室side


浴室を出る。
リビングでは、コナン君と くのえさんが並んで本を読んでいた。

「...2人とも何をよんでるんですか?」

「...........。」

返事はない。2人とも集中してるな。

「... くのえさーん。お風呂のお湯、張り替えちゃいましたけどよかったですか?」

「へ!あ、あぁ。大丈夫です。すみません。ちょっと真剣に読んじゃってて。」

「なんの本ですか?」

「推理小説ですよ。..じゃ、わたしお風呂入ってきますね。」

そう言って くのえさんは浴室へ向かった。
お風呂....か....。

「....安室さんのえっちー。..変なこと想像してない?」

「.な、何を言っているんだい//!!コナンくん!!」

「べつにー。」

「僕はただ、 くのえさんがお風呂に入った今、探るなら今だなぁと!!!」

「...安室さん。わかったから。静かにっ。」

くのえさんは入浴後、脱衣所で髪を乾かす。
入浴と合わせて約1時間ってとこか。

「...昨日は、 くのえさんの部屋を探したんだろ?あと探したないのはどこなんだい?」

「 くのえの兄の部屋と兄の作業場くらいかな?」

....昨日だいぶ探したんだろうな。

「...ちなみに、これは見たかい?」

くのえさんのスマホを指差す。
リビングのテーブルの上に無造作に置かれていた。
コナン君が首を横にふる。

「...開くよ?」

くのえさんのスマホをひらく。
くのえさんのスマホを勝手に見ることに少し罪悪感を感じたが調査のためだと自分に言い聞かせた。

アドレス帳、メールなんかを見ても別段おかしなところはない。
L○NEを見た際には、いつぞやポアロで話していた先輩からのメッセージの量に眉をひそめたが特に変わった様子はない。

「次は..着信履歴は......非通知からの着信が昨日と今日あわせて5件。非通知。少し引っかかりますね。」



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