第6章 探しものはなんですか?
コナンside
「 くのえ姉ちゃん。さっきの刑事さんと知り合いなの?」
「知らない。覚えてない。」
わかりやすい拒絶。
きっと、 くのえは目暮警部のことを知ってる。
知った上で、隠してる。
「そ、そっかぁ。」
「...ちっ____」
くのえが舌打ちをする。
今まで見たことのない くのえの顔に驚いた。
すごくイライラとにた顔をしていた。
普段怒らないためにそれはそれは怖い顔だった。
「.....ど、どうしたの?」
「...あ、うんん。なんでもないの。ちょっと昔のことを思い出しちゃって。ごめんね。」
「なんでもないならいいんだ。」
「コナンくん。喉乾いちゃったね。うちに帰ったら美味しいコーヒー入れてあげるね!コーヒー好きだよね?切れちゃってたフィルターもさっき買ってきたんだよ。」
...コーヒー好きとか くのえに行った記憶ねぇのにな。
蘭がペラペラと話したんだろーな。
「...さ、そうと決まれば急いで帰ろう!」