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境界線。【安室透夢小説】

第3章 人を隠すなら××の中。





「晴れてよかったね!知佳くん!」

「うん!」

「ほら、もっと、テンション上げてよ。せっかくの遊園地だよ!」

「なんか、お姉さん、子供みたいだよ。あはは。」

「そうそう。知佳くん。今日は何があっても笑顔だよ。何があってもね......。」



________遊園地がいいな。


知佳くんのこの一言で今日は遊園地に行くことになったのだ。
きっと彼と過ごす最後の日。
遊園地が終われば私も逮捕されたりするのかなぁ。
だとしても、まぁ、30歳になる前には出れるかな?


「.........知佳くん、まず何から乗る?」

「えっと、何から乗ればいいんだろう.....。遊園地、遠足以外で初めて来たから、、」





「あー!! くのえお姉さんだー!!!」

突然、声をかけられた。

「......あ、あゆみちゃん?」

声の方へ視線をやると少年探偵団のみんなと、眼鏡をかけた体格の良い男性がいた。

「こんにちは。」

「こんにちはー。あれ?その子誰ですか?」

みつひこくんが知佳くんを見ていう。

「......ちーくんって呼んであげて。お姉さんのお友達なの。」

.........そうだ。この子達なら。

「_____プルルルルル。」

私は指で電話の真似をしながら彼らに合図を送った。

「そちら、少年探偵団事務所ですか?」

『!!』

「はい!少年探偵団、あゆみです!」

「少年探偵団諸君に依頼をお願いしたいのですが。」

「任せとけ!なんでもどーんと来いよな!」

「今日1日、ちーくんをうぅーーーんと楽しませてあげてくれたまえ。報酬は、この遊園地で有名のクレープでどうかな?」

『お安い御用だぜ/だよ/です!!!』

「行こう!ちーくん!!」

「あ、うん!待って!」

そう言ってちーくんは笑顔で彼らと走っていった。
やっぱり、子供同士のほうが無邪気に楽しめるのかな。
私に気を使わなくてもいいしね。


ただ、コナンくんと藍ちゃんはやっぱり大人っぽくて走って行く彼らを見守っていた。










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