八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第6章 ページ6、魔法帝
ケイト「あ、そうだ!
相手の魔の流れから魔法を繰り出してくるタイミングを計ればいいんだ!!」
フエゴレオン&魔法帝『!!』
魔法帝「まさかこの短期間で早く気付くとは;」汗
ケイト「魔の流れが見えるようになったから、もう間違わないぞ!
あ、魔法帝!」
魔法帝「はい!」気を付け
ケイト「魔を目に集中したら、魔の動きが目に見える範囲は全部見えるようになったんです!
それも遠くまで!」
魔法帝「ほお」
ケイト「今はまだ視界以外の部位は無理ですけど!
後々視界以外の範囲でも見えてるのと同じぐらい、完膚なきまでに感知できるようになります!!」ぐっ!!&ごぉ!!
魔法帝「…悪いけど、君とは戦わないからね?」
ケイト「え?;」
魔法帝「…戦いたいオーラ出してるけど、流石に今年11になる人に負けたら…ねえ?;(汗」視線逸らし
ケイト「ええええ!!;
いつか戦ってもらえるかもしれないって楽しみにしてたんですよ!?;」汗&焦
魔法帝「おそらく足りてなかったのは経験だけなんだよ^^;(ただただ苦笑)
戦闘技術の中でも、特に体術は群を抜いていただろう?
でもそれは相手の動きを感知したり読み取れていたからだ。
だが、魔法になった途端出来なくなった。
だから焦って失敗しまくっていた。
それから冷静になって遠くから全てを読み取るために、一歩下がって観察に徹するように、なおかつ魔の操作に没頭した。
そうすることが一番の近道だと感じ取っていたんだろう。
それは見事に当たっていて、今僕が戦っても負けちゃうし^^;」
ケイト「そんなことありません!戦わないと解んない!!」
魔法帝「というわけだから頑張ってね~」背を向けて去ろうとする
ケイト「無視!?;」
魔法帝「魔法を自在に扱えるようになってからにしようよ^^
1月の時点で12歳の人が魔法学校に入る=君の場合、あと1年と約10か月後だ。
その頃に勝負するよ」
ケイト「絶対ですよ!!?;
それ楽しみで来てたんですからね!!?」
魔法帝「はいはい、約束するよー」
とんとん拍子に話は進み、背を向けたまま手を振って去っていく魔法帝に…
私は聴いていて
「もしや逃げる気満々なのでは?」と疑ってしまう自分がいた。