八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第6章 ページ6、魔法帝
そうして戦いが終わってから後
魔法帝「やあ」
ケイト「あ、魔法帝。ご無沙汰しております」ぺこり
魔法帝は手を上げながら歩み寄り、あいさつを交わした。
魔法帝「魔の使い方に関しては完璧に仕上がったね」微笑
ケイト「いえ、まだまだです!
もっともっと極めないと完璧とは言えません!」
魔法帝「十分すぎるぐらいに仕上がってるよ。
僕でも難しいだろうね、それ」
そう言って指さす先には…
ケイトが完膚なきまでに全力で戦ったことで
先程言ってたように、9つの魔法騎士団、全団長が倒れ伏していた。
ケイト「魔の操作は魔法の基本です。
まずはそこから入るべきだと思いました。
魔法にすることばかりに気を捕らわれては、魔でできることもおろそかにしてしまいそうだったので」
なるほど。
その考えに私は納得して、腕組みしたまま頷いた。
魔法帝「そうか。
魔を通して自身の魔へ変換できるのは、魔法の類だね。
よし!じゃあこれからは方針を変えよう」
ケイト「?」
思いついたように魔法帝は手を打ち
?を浮かべる私たちへ、一言言い放った。
魔法帝「魔の使用禁止」
ケイト「ええええええ!!!!;」
魔法帝「でも魔法の使用はありだから、頑張ってね」
ケイト「どこをどうやって頑張れと!?・・;」
魔法帝「君の操作技術ならもうやれるはずだよ。
最初は動きに合わせたり読み取るのに躍起になって空回ってたみたいだけど
今では完璧に防ぐための使い方も身につけただろ?
あれもまた、「魔の操作」魔法という部類の魔法なんだよ。
それに集中し切ることで身につけたというか、作り出すことに成功したんだね^^
創造魔法だけに新たな魔法を創造して」
ケイト「…そうだったんだ」
フエゴレオン「気付いてなかったのか;
あれはもう操作というより魔法の域だったぞ」
それを言うと、魔法帝も同感だったらしく
腕組みしてから、うん!うん!と二度深く頷いた。