• テキストサイズ

八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第6章 ページ6、魔法帝





正直言って…

とんでもない方へ進んでいってしまった。



次の日、団長たちと戦うということから

見学に来させてもらったわけなのだが…


あまりにも、一方的過ぎた。



いつの間にか、見物に魔法帝も加わっていたわけだが

私はケイトが次々に繰り出す戦闘技術に、魅了されるばかりだった。



相手の周囲にある魔の流れを止めて固め、動けないようにしたり

1つ目の手法で一番バランスが取れる形状である球を作り
内側へ弾き続けるようにすることで、魔を一点に高圧縮させたり

それにより
魔を普通に使うよりも圧倒的に高密度にすることで
魔がもたらす効果や威力を圧倒的に引き上げたり


以上のことから、相手を動けぬようにした直後
一瞬で弾き飛ばす威力を高めた魔と化し、放出した際に狙ったもののみを吹き飛ばすように流れを調整したり

動けぬようにする方法でも頭をひねり
1つ目の手法の効果を示す魔で相手を囲って、中からの魔法も外からの魔法も弾き飛ばす=自爆&無効化させたり


上記のような方法を
次々に繰り出して仕留めていくその一連の動きは

まるで赤子の手をひねるようで、団長を次々に倒していった。



そのように、縦横無尽に立ち回るケイトに

一番驚いていたのは、魔法帝だった。



魔法帝「まさか、魔法ではなく「魔」を扱う技量をここまで上げるとは…

凄いね……


魔法を使えば、一体どうなるんだろう」


驚きのあまり、いつものようにはしゃぐのではなく

事態の凄さに、表情が真顔で固まったまま語っていた。



その考えは私も同感で

その魔法帝の言葉に、私は深く頷いた。


/ 484ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp