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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第6章 ページ6、魔法帝





1つ目の手法の応用技として
身動きの取れぬ空中でも手から瞬時に出し、弾くことで避けることができるとのこと。

足よりも手の方が集中させやすいからよく用いるそうだ。


同様に2つ目の手法でも応用技として

皮膚に集中させる時も出来
その際はまるでウルツァイト窒化ホウ素の如く固くなり、如何なる魔法も受け付けぬ状態となる。

ただし全身にすると、神経や筋肉へ送る分が減るため動きが鈍くなる。
それにより鎧のようにやろうとも考えたらしいが
動くために作った隙間を突かれる可能性からして、一瞬だけ当たる部位にすると決めたらしい。


同様に3つ目の手法でも応用技として

相手へ向けて攻撃として出した魔法に組み込み
攻撃を防ぐために防御に使った相手の魔を、自身の魔を介して自身に回復させるよう送り込み

一連かつ瞬間的過ぎる急激な変化により
防御魔法の中でも、ケイトの魔法が当たった部位が弱まる。

現時点では、相手へ当たるまでの間もなお
本人を回復させながらも、その魔法の威力を高め

当たった瞬間に魔を、一点集中的に吸い取って
どんなに強固な防御魔法をも破り、相手へぶつけることができる。

相手にぶつかった際も吸い取り、気絶させる手法として使っている。


同様に4つ目の手法でも応用技として

魔の流れに乗ったり、その複雑な流れを読むことで撃った魔法の軌道を変え
周囲の魔の流れを操ることで、その軌道を瞬間的かつ自由自在に変えれるようになったらしい。

これにより防御魔法で防がれそうになっても軌道を変え
一番隙がある部位に一点集中でねじ込ませて破ったり
地中に潜らせて見えぬようにして確実に当てたりなどといったように用いている。


相手の動きや防御に合わせて軌道を変えている際は無防備になるため

3つ目の手法でぶつけられた魔法を魔として吸い取る「魔」を全身に纏い
なおかつ1つ目の手法で一点集中で撃たれた魔法を、触れた部位の「一点」から弾く事で勢いを止め
2つ目の手法で魔の「吸い取ろうとする動き」を強化して速めるという
反則的な組み合わせ防御魔法で対応していたらしい。



以上のような手法を編み出し、多種多様かつ自由自在に用いる事で

魔法騎士団副団長が相手でも余裕で勝てるようになったのが、ちょうど2週間目だった。


そして今度は団長相手と修業することになったそうだ。


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