八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第6章 ページ6、魔法帝
ケイト「はい!!」
そう力強く、嬉しそうに笑いながら頷くのを見て
魔法帝「よし!話は決まった!
今から通い続けるということでいいね?」
ケイト「えっと…レオ…」
そう喜々として嬉しそうに言い出す魔法帝に
後ろ髪を引かれるように、レオのことを口に出した。
だが、やはり
それよりも今、本当にすべきことは…
フエゴレオン「私やレオのことは気にしなくていい。
レオのことも母上が見てくれるし、私もサポートする。
案ずる必要もない。
どうしてもやりたい場合は、出来る時だけで構わない。
それより…
誰にも負けないぐらい強くなれ!
私も、すぐに追いつく」
ケイト「はい!!」
そう笑いかけながら言うと、ケイトも笑って
力強く頷いた。
私にできるのは…
その進もうとする背を、後押しすること。
フエゴレオン「自分で決めることだ。
周囲のことを、気にかける必要はない!
存分に、学んで来い!!」ごぉっ!!
ケイト「はい!!」ごぉっ!!
そう炎と共に叫ぶと
それにケイトもまた、炎と共に力強く頷いて答えた。
そして、魔法帝へと向き直り
力強く、深く、頭を下げた。
ケイト「どうか!
よろしくお願い致します!!」
魔法帝「うん!!^^」
その言葉に、魔法帝は満足そうに笑って頷き
私もそれを喜ばしく感じながら、笑みと共に見守っていた。