八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第6章 ページ6、魔法帝
ケイト「…つまり、全力で撃ち放っても
相手が傷付かぬまま気絶させられる使い方を身につけろと?」
魔法帝「ああ。その通りだ」こっくり
フエゴレオン「いってこい」
ケイト「!兄上…」
フエゴレオン「宮廷には、その守りにつく強い者たちで溢れているはずだ。
これからにおいていい経験にもなるし、刺激にもなるはずだ」
ケイト「というか、一つだけツッコんでもいいですか?」
フエゴレオン&魔法帝『?』
ケイト「ここもまた、宮廷なんですけど;
王族の、ヴァーミリオン家っていう」
魔法帝「ああ。
言葉が一つ足りなかったね^^;
宮廷は宮廷でも、僕がいる方の宮廷…
すなわち、「王宮」だよ」
ケイト「………
ええええええええええええええええええ!!!!??;」
その大声は、家中に響いた。
私はなんとなく気付いてはいたが
やはり、ケイトは気付いていなかったようだ;
ケイト「王宮を警護する人たちとバトル!?
全力でぶちのめしても死にませんか!?
星一つ破壊する力でも全力で打てますか!!?」
魔法帝「はっはっはっ!^^
それを制御するために行くんだろう?
相手を傷付けず、気絶させる戦い方だっけ?」
ケイト「はい!!」
力強く頷くケイトに、魔法帝は笑っていた。
どうやら、「王宮通い」という方向で話は確定しそうだ。