八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第6章 ページ6、魔法帝
言い忘れたが、レオとは
産まれた赤ん坊の名前の愛称で、本名はレオポルド・ヴァーミリオンだ。
不審者が現れた。
その情報を得てから、私たちの行動は速かった。
ケイトと私は即座に、魔法を出す構えをし
ケイトが風で玄関の扉を開け
そして私が炎魔法、
ケイトがそれを補助するように創造魔法を同時に繰り出した。
フエゴレオン「炎創成魔法、大火炎獅子の咆哮(レオ・ルゼーナス)!!」
ケイト「創造魔法・嵐(ストーム)!!」
フエゴレオン&ケイト『合体魔法、獅子炎の渦!!(レオ・ハリケーン)!!』
ぼごあああああああああああああああああ!!!!!!!!
即座に玄関へ魔法を出した直後
炎と嵐を合体させて不審者へと繰り出し、決まったかに見えた。
が
「うわあー。凄い魔法だね!!
魔もよく練られてるし凄いよ!!」キラキラ
そいつは難無く、魔法を吹き飛ばしていた。
ケイト「!!」
フエゴレオン「!(こいつ…できる!」
巻き上がる噴煙の中
そのケイト曰く不審者を見た瞬間、私の動きが止まった。
フエゴレオン「…(何でこの人がここに!?;」
その瞬間、冷や汗がダラダラと流れ落ちるのを感じた。
ケイト「くっそぉ!仕留めきれてない!!」
悔しそうにケイトが叫んでいるが、頭になど入ってこない。
それよりも遥かに、脳内を占めていたのは…
『何で、魔法帝がここに!?』
という疑問だけだった。