八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第2章 ページ2、地獄
死にゆく人たちの声が、今でも残っていた。
「これで私も永遠の若さを!」
「これで俺は不老不死だ!」
研究者「はいはい。
実験材料は逃げないし、ほっといても死なないからがっつかないでね」
「うああああああ!!!身体が熱い!死ぬ!;
頭が!;頭がああああ!!!;」
ばっしゃあああ!!
次々に全身から血を吹きだして死んでいく光景に
幼かった私は、怯えていた。
ケイト「もう…やめて。
お願いだから、やめて。離して;…助けて;」
研究者「いやいや。
お前はいいかもなんだから、大人しくジッとしてればいいんだよ。
といっても、これだけベッドでがんじがらめに縛りあげれば動けないだろ?
人を殺したくないなら、自分で死ねよ。
ま、死ねねえだろうけどな!」
そうけらけらと笑い、血をとり
刃物で肉を抉り取り、骨を折って取り出したりなど
ケイト「ぎゃああああああ!!;」
研究者「水も食べ物も与えてないのに、よく生きてるよな」
悲鳴を上げてもなお、冷たい声しか返っては来なかった。
真っ暗な部屋の中で昼か夜かも解らない中
100,200…,1000…
死んだ人の数が、もう数えられないぐらいになった頃
次の事件が起きた。