• テキストサイズ

八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第2章 ページ2、地獄





死にゆく人たちの声が、今でも残っていた。


「これで私も永遠の若さを!」

「これで俺は不老不死だ!」

研究者「はいはい。
実験材料は逃げないし、ほっといても死なないからがっつかないでね」



「うああああああ!!!身体が熱い!死ぬ!;
頭が!;頭がああああ!!!;」

ばっしゃあああ!!


次々に全身から血を吹きだして死んでいく光景に

幼かった私は、怯えていた。



ケイト「もう…やめて。

お願いだから、やめて。離して;…助けて;」


研究者「いやいや。
お前はいいかもなんだから、大人しくジッとしてればいいんだよ。

といっても、これだけベッドでがんじがらめに縛りあげれば動けないだろ?


人を殺したくないなら、自分で死ねよ。

ま、死ねねえだろうけどな!」


そうけらけらと笑い、血をとり

刃物で肉を抉り取り、骨を折って取り出したりなど



ケイト「ぎゃああああああ!!;」

研究者「水も食べ物も与えてないのに、よく生きてるよな」


悲鳴を上げてもなお、冷たい声しか返っては来なかった。




真っ暗な部屋の中で昼か夜かも解らない中



100,200…,1000…

死んだ人の数が、もう数えられないぐらいになった頃


次の事件が起きた。



/ 484ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp