八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第5章 ページ5、喧嘩
フエゴレオン「甘い!!!」ずびしー!!
ケイト「あだーっ!?;
(何で腕組みしながら炎と共に叫んだかと思ったら、チョップが飛んでくんの!?;」
少しは人に厳しくすることも覚えるべきだ!
なめられる!!
そう思いのたけをぶつけようと、チョップを脳天へ叩きこむと
涙目で脳天をさすりながら見つめ返された。
フエゴレオン「お前は…本当に優しい。
その本質を「理解してくれる人」に、ケイトは恵まれなかった。
周囲は、そのケイトが取った行動に対し「理解をする努力」を欠いた。
だが、その姿勢は尊敬に値する」
ケイト「へ?」きょとん
フエゴレオン「人からされたことに対し、されたことをやり返すのは簡単だ。
そして相談などで、周囲の人へ話せばさらにマシになる。
だが、お前はその両方をなくした上で貫き続けてきた。
そう容易にできることではないし
私などには到底真似できないことだと思う」
ケイト「ふえ!?//」ぼぉん!!←褒められ慣れてない
何故一瞬で蒸気が湧き上がるほど真っ赤になったかについては解らんが
とりあえず、これだけは言える。
フエゴレオン「お前は優しい。
優し過ぎる上に繊細だ。
人の言葉に傷付きやすく、甘い節が多々ある。
赦されない時間があまりに多かったためだと考えられるが
ほどほどにしなければ周囲から「何をやっても仕返しされない」となめられ、また同じような経験をすることに繋がる可能性もある。
だからこそ!感情もぶつけろ!
でなければわからぬままで理解など生まれん!!」かっ!!
ケイト「その通りだけど!;
それが難しいって言ってんじゃん!;
長年の習慣そんな簡単に変えられないって言ったじゃん!!;」
フエゴレオン「そこは努力しろ!!」
ケイト「ええー;」
不服そうに言ってくるが、ケイトのためだ。
ここは心を鬼にして言わせてもらう。それこそ力ずくで!(ぎん!)