八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第20章 ページ20、絆
ケイト「あいつは…魔法帝になる。それだけの実力を秘めている。
今は目に見えなくて、形にはできていなくても…だ!」
ノゼル「買い被りすぎだ」
ケイト「いやいやいや~それこそ、後になってからしかわからんって(にこにこ)
あいつはまだ自分の限界のからに閉じ込められてる。
でも、それさえ超えてしまえば…
きっと、もっとできるようになる!」
その言葉に、病室の前にいた私は…
きっ!
覚悟を決めて、名をつらねた。
病室の前に、退院した後に戦いたい人が名を書き込む紙があった。
そこにはノゼル兄様も、レオもフエゴレオンさんも、カマキリの団の隊長もあった。
でも、私は決めた。
『私も、強く!』
その意思を新たに、胸に刻みながら…
ケイト「傷付けるのが嫌な場合、無意識の内に逸らそうとしてしまう。私も大分苦戦したよ。この威力なら大丈夫ってイメージして撃てるようになるまでな。
魔力がでかいってのは、それだけか火薬が多いってことだ。暴走を恐れ、それにより傷付くのから守るために、無意識の内に押さえ込みすぎて思いもしないとこにぶつけることだってある。
強くなろうと、必死にもがいてる。
無意識にとはいえ…ああなるのは、本当に優しいって証拠だよ^^」なでなで
ノエル「!!」じわっ!
修業に付き合ってくれた時、その言葉に涙を滲ませたのが今でも頭から離れない。
そう言ってくれる人も、そう捉えてくれる人も、周りにはいなかったから…
ケイト「まあ、なんにせよ…
経験だな!」
ノエル「?経験?」
ケイト「そっ!(こっくり!)
お前はまだまだそれが足りない!
自信もって、前に突き進むだけのもんもな!
でも、そんなもんは後からついてくるもんだ…」
そう言うケイトに、私はますます憧れるばかりで、その想いが強まっていった。