八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第20章 ページ20、絆
ノエル「私…」
ケイト「?」
ノエル「もっともっと強くなるから!
ケイトさんみたいに、強くなるから!」
ケイト「よし!じゃあ私を超えろ!」どーん!
ノエル「ええ!?・・;」
ケイト「お前なら、きっとできる!
私が信じたお前を信じろ!」にかっ!
ノエル「!」
ケイト「そしていつか…魔法帝になれ!」
ノエル「!!…え?」
ケイト「まあ、その頃には私は国王になってるかな?」
ノエル「むっ!負けないから!」
ケイト「その意気その意気♪」
ノエル(とんでもないこといっちゃった…;)
ケイト「約束だぞ?」
ノエル「?左手の小指?」
ケイト「指切りだ。右手ならよく使うだろうが、左手はそうは使わないだろ?一生の約束だ!^^
ほら、左手の小指で結ぶ!」
ノエル「!はい!」
約束と誓い、一昨年の11月下旬…私達がしたもの。
ケイト「指切りげんまん。ってお前も歌う!」
ノエル「ええ!?//;」
二人『指切りげんまん♪嘘ついたら針千本飲ーます♪指切った♪』
渋々だったけれど歌い切った後…
ケイト「普段なかなか会えなくてごめんな^^;」
ノエル「いいわよ、別に。忙しいの知ってるし。こういう時祝ってくれるのあなただけだし!」
ケイト「ぷすっ」
ノエル「?」
ケイト「まるで私さえいればなにも要らないっていってるみたい^^//」ぷくくっ
ノエル「ば、バッカじゃないの!?//
べ、別にそこまでいってないわよ!//
(確かに心の奥じゃ思ってるけど!////」かああ
ケイト「あっはっはっ、ごめんごめん^^
いつ呼んでくれてもいいぞ!
ケイト姉ちゃん?♪」くすくす
ノエル「もー!
絶対呼ばない!!一生呼ばない!」ぷんぷん
頬が自然と膨らむ中、腕組みをして顔を逸らすと
ケイトはすぐ回り込んで尋ねてきた。
ケイト「えー?いつまでケイトさん?ランクアップはいつ?」
ノエル「未定よバカ!修業してくる!」
ケイト「ノエル!」
ノエル「?」
ケイト「周りなんざ気にすんな!
んなもんねじ伏せられるぐらい強くなれ!お前の強い負けん気が、私は大好きだ!
負けんなよ!超えていけ!!」
ノエル「…はい!」
ケイト・ヴァーミリオン…唯一の、応援してくれた人!
私を認めてくれた、温かい、私の知る中じゃ誰よりも優しい人…
今も揺るぎない、私の目標!!