八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第20章 ページ20、絆
ノエル「私の姉ならよかったのに」ぐすっ
ケイト「おお、私は別にいいぞ!」
ノエル「え!!?」
ケイト「はっはっはっ!
私は既に、お前のこと、妹のように想ってるからな!^^♪
ケイトって気軽に呼んでもいいぞ!
姉ちゃんって語尾につけてもいいしな!」
ノエル「ぷっ…バカじゃないの?くっくっくっ」くすくす
ケイト「そうそう、そんな感じの笑顔がいい!
無駄な努力がないように、無駄な経験もない。自分の中に積もっていって…いつか、実を結ぶ時に、大いに役立つはずた!
攻撃の時は基本、真っ直ぐにつく!とかな?^^」にこにこ
ノエル「くす)…ええ」こっくり
いつか、私も…
こんな人になれたら(ぼろぼろ)
涙が零れ落ちる中、ケイトは抱き上げてきた。
ケイト「よいしょっと!ノエルおっきくなったなあ…ホント、大きくなったよ。
…ノエル…生まれてきてくれて、本当にありがとう!^^」
ノエル「っ!!」
ケイト「妹みたいに想える人、お前だけだったからなあ」にこにこ&なでなで
ノエル「っ…ぅっ…
(こんな人みたいに…
真っ直ぐぶつかって、助けてくれる人に…」ふるふる
泣きながら震える中、涙がケイトの頬へ落ちた。
ぽとっ
ケイト「…?
…(ノエルを見て微笑む)
雨が降ってきたな」
ノエル「そうね」
ケイト「晴天の夕暮れだけどな」苦笑&なでなで
ノエル「そうね!」ぐすっ&ぎゅう!
ケイト「大きくなれよ、ノエル…
ただ生きるんじゃなくて、人としてさ!
これから色んな経験して、でっかくなれ!」
ノエル「当たり前よ!」
ケイト「よし、その意気だ!!^^♪」
私の…初めての……理解者となってくれた人…
真っ直ぐ、私を受け止めてくれた大事な人…
当時でも、この人は…私にとって、世界で一番大事な人だった。