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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第19章 ページ19、異変




リヒトの語る目的

「飢えて死にかけている者がいるかと思えば食べ切れぬ食物を捨てる者…
魔力の多寡で優劣をつけたかと思えば…
高き魔力を持ちながらも生まれを理由に差別される者…
生まれた国が違うことで正義の名の元に傷つけられる者…
そういった歪みから我々は生まれた
その歪みを正す為に」

そう語っていた記憶まで読み取ることができた。



それが解った次の日、ノゼル達が見舞いに来た。
妻と共に居るために、2日休みを取る。

前日に纏めて仕事をやっていた分、キツイ。


ケイト「…」

フエゴレオン「大丈夫か?魔石を取られたわけだが」

ケイト「大丈夫。何でかな…不思議と、生きてる」

フエゴレオン「…そうか。

辛くなったらすぐに言ってくれ」

ケイト「うん^^」


それから…ケイトに「じゃんけん」というものを教わった。



ケイト「グーは岩、チョキはハサミ、パーは紙。

グーはチョキに、チョキはパーに、パーはグーに強いんだ」

ヤミ「あ?んなもん紙なんざ岩でぶち破れるだろ」

フエゴレオン「確かにそうだな;勢いよく投げられればひとたまりもない」

だが、その矛盾をツッコんだ;


ケイト「受け止められるからってルール!;
ほら、包んで!」

ヤミ「あ?
だったら全部気合で受け止めるからなに出しても勝ちだな。俺の」
ケイト「んなふざけたルールがまかり通ってたまるかい!!;」

レオポルド「姉上~仕事終わりました~!^^」両腕広げ
たったったっ!

ケイト「おお!レオ~!^^」両腕広げ

だが…レオが私に抱き付こうとした直後…

キューイが瞬時にケイトの魔導書から出てレオの頭に飛びつき、爪を立てた。



レオ「うわああああああ;」

その痛みに目を瞑って悲鳴を上げる最中、必死にキューイを掴んで引っぺがすレオ。


そして、二人のぶつかり合いが始まった。

ちょうどその時私は…


疲れからか、気付かぬ内に眠っていた。


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