八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第19章 ページ19、異変
ケイト「?」
ヤミ「って待てよ…
おい。
マジで言ってんのか?笑えねえぞ」
ケイト「…?」
何が何だかわからないという顔を向けられ
ぶちっ
何かが切れた音が響き、ヤミがケイトの胸ぐらを掴んだ。
ヤミ「ふざけんなよ…おい」ぐいっ!
フエゴレオン「ヤミ!」
ヤミ「大親友じゃ、なかったのかよ!」
ケイト「……!(はっ)
ちょっと、待って…今…頭、働かせる」
そう言いながらケイトは自身の額に手を当て、魔を送り込んだ。
ケイト「…
ヤミだよね?あの散々人を笑いものにしまくった大馬鹿親友」
ヤミ「覚えてんじゃねえか!!」ばしぃ!!
ケイト「でもって何度も背をぶったたく乱暴者」じとー
ヤミ「目ぇ覚めて一番にかける声がそれかよ!;」汗
ケイト「頭がぼーっとしてて、機能してなかったんだよ。
出血やばくて脳に血が回らなかったら死んでたし、魔を使って働かそうにも余裕なかったし
今我に返って送って戻した所」
レオポルド「姉上…」じわっ
涙を滲ませるレオ達に、ケイトは目を丸くしていた。
無論私も…
一時はどうなることかと思ったわけで、その分感動もひとしおだったわけで…
気付けば涙目になっていて、視界が白ばむばかりだった。