八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第19章 ページ19、異変
そして…
グレイク「あなた達のような人達にわかって欲しいとも思わないし、敷居をまたいで欲しくもない」
その言葉に、何をすれば認めてもらえるか
姉上は言葉にしなかったが、読んでいる人たちはすぐに解った。
無論、主人公側たち(主人公と、それを擁護する者達)はいたく腹を立てているようで
(まあ、そんなことを言われれば誰でもいい気はしないのだろうけれども)
姉上は、それでもなお自覚せず怒りのままに攻撃した主人公側に対して…
一瞬で撃退してから後、日本という国と敵対することを選んだ。
国王を務めており、なおかつ世界を消滅できる力を持つ姉上を敵に回せば、無論負けることは必然。
ケイト「根がいい人なのは解る。でも、だからといって何をしてもいいわけではない。
殺しとは何か、傷付けるとは何か、それをした後で取るべき行動は何か、ちゃんと考えろ。
それを忘れるな。行動の重さを自覚しろ。
お前達がどうしてもこの国に入るというのなら、教わりたいのならば、誠意を見せてからにしろ」
その言葉と共に、無理やりその主人公側は瞬間移動で帰らされた。
それから主人公が自身の家庭教師へ尋ねると、彼は指摘した。
『「繰り返さないようにしろ。そのための努力を惜しむな。本当に護りたいと心から思うのならば、行動に示せ。やるからには死に物狂いで向き合え。
「力を持つ者」としての責任から逃げるな。される側の気持ちを考えろ。
命がどれだけ尊いか、両親を殺された場面を想像してみろ。
殺しがどれだけいけないか、傷付ける行動がどれほどひどいか、よく考えろ。そして自覚しろ。
悪さをしてくる相手ならば殺していいと思うな。
人に言われずともその行動を現わすまでに至った経緯に気付け。察しろ。よく考えてから行動に示せ。
そして悪と同じになるな。悪いことをしたら謝れ。その身になって考えろ。繰り返させるな」
あいつが言ってたのはそういう意味だ』と。
それを言われてから後、話は急展開を迎えた。