八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第18章 ページ18、迷宮(ダンジョン)
レオポルド「姉上!凄い宝石の数ですよ!?」キラキラ
ケイト「それはそれで、すぐに転送しよう。重要そうなもの以外は」
レオポルド「?何故ですか?」
フエゴレオン「迷宮は、重要遺物がなくなれば崩壊する可能性が極めて高いんだ。
だから先に転送する必要がある。あとで慌ててやろうにも間に合わないだろうからな」
レオポルド「なるほど!」
そうして…
魔力を含まないものだけを全て、ひとまずは騎士団本部のユリウス殿がいる部屋へ送ったらしい。
ケイト「くっくっくっ…
今頃はこの荷で押し潰れているだろう。
よしんばそれを逃れたとしても扉は開けられんぞ!
今までの積年の恨み、今ここではらさでおくべきかっ!!
あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!×無限大」
レオポルド「姉上;黒いです・・;」たらーり
フエゴレオン「長年のうっぷんだな;
ユリウス殿が急に言い出してそれに振り回されてばかりだから余計なのだろう;」
そう苦笑交じりに溜息を零しながら言う中、ケイトの高笑いは数分続いた。
ケイト「はっ!)ってごめん!;つい…;」
フエゴレオン「いや、気にしなくていい。
それより…重要遺物はこの5つか?」
ケイト「うん。少なくともこの部屋は」
レオポルド「?他に部屋なんてあるんですか?」
ケイト「うん。何か解んないけど何か感じる。
っていうか…
私が前に地下に作ったテーマパークみたいなものにとって、すぐ横の…
なんか怖い、嫌な感じがした所」
(294ページ参照)
フエゴレオン「ああ…そう言えば前に言っていたな」
レオポルド「?ということは奥に何か?」
ケイト「可能性は高い。行ってみよう」
そうして進んでいく先は…
行き止まりだった。