八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第17章 ページ17、二人きりの時間
フエゴレオン「…;」しゅー←少し落ち着いた
ケイト「だから言ったじゃん…;」←咄嗟にクッションでガード
フエゴレオン「すまん;」しゅんっ
ケイト「もー(溜息&苦笑)
それよりも、フエゴレオンが無事でよかった^^」
フエゴレオン「どきっ!)//……お前の方が大事だ」ぼそり
ケイト「ん?」首傾げ
咄嗟に、ケイトが空間ごと衝撃を無効化してくれたから助かった。
だが…私にとって大事なのはやはりケイトで…
無事で本当によかったと、私も思った。
危うく、もう少しで怪我をさせる所だった。
冷静さを持つべきだな、うん←一人頷き納得している人
ケイト「!!ここって……」
フエゴレオン「ああ…お前の故郷だ」
ケイト「……ははっ。
遠くの景色は変わってないのに、色んなものが変わってるんだなあ」
フエゴレオン「…墓参り、したことがないだろう?」
ケイト「いや…私は」
フエゴレオン「前魔法帝、ルドルフ殿の墓も近くにある」
ケイト「!!…え?」
フエゴレオン「…旅行の前に、寄っていきたいんだ。いいか?」
ケイト「………うん」
長い無言の抵抗の後、折れてくれたように感じた。
一番、向かい合いたくないことが重なっているから余計なのだろう。
整理もつかないまま、説明もされないまま、心の準備もないままだから。
フエゴレオン「…すまん、一言言っておくべきだったかもしれない」
ケイト「ううん」
フエゴレオン「?怒っているんじゃないのか?」
首を横に振るケイトに
今までなら怒るはずのそれが落ち着いていたことに驚いていた。
ケイト「私のためを思ってのことでしょ?気にしなくていいよ^^」にぱ
フエゴレオン「……」じーん&ぷるぷる
そう笑いかけてくるケイトに
私はその成長を喜ばしく感じながらも
妙に深い感慨を受けて、感動からくる震えが止められなくなっていた。