八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第16章 ページ16、遠征
そしてケイトの誕生日を迎えた後
試験という名の確認は終わったことで、遠征もまた終わり
予定通りクローバー王国に帰ることになった。
ケイトの光同化魔法による光速移動で、文字通り一瞬で帰ってきた。無論、ちゃんと元の姿に戻ってからだ。
が、そこで待っていたのは…
フエゴレオン「…」キラーン
じーーーーーーーーー
ケイト「?
(なんか視線を感じる?気のせいかな?」
仕返しだ!(にやり)
ケイト「あああああああああああああああああああああ;」
フエゴレオン「…」つーん
ケイト「この季節にゴキブリいいいいいいいいい;
助けて!!助けてええええええええ!!!;;」
フエゴレオン「……」つーん
まずは無反応を貫くところから始めよう!!
顔がにやついているのは内心だけであって、表情は微動だにしていないぞ。ふふふっ
そろそろ私にしがみついてくる頃合いか?(にやにや)←解っててやってる人
ケイト「いやあああああ;;」ひしぃっ!!!
むにゅ
フエゴレオン「!!!!??//」ぼんっ
ケイト「助けて;;;」ぼろぼろ
逆に追い詰めるとはやるな!!←ケイトは意図してないよ!?
だが…まだ足りん!←まだやるの!!?;
フエゴレオン「…」ふいっ
すたすた
ふっ。こうすればきっと、少しは離れるだろう。
「ガーン!!)・・;」とショックを受け…て……
ケイト「・・」ばたーん
ゴキブリが足に触れただけで気絶だと!!!?・・;←別の意味でショックを受けた
その日一日、結局誕生日を祝うどころではなく
結果として、ケイトの看病にいそしむことになった。←レオもまた看病に入ってきた
後日、ケイトに祝いの品を渡したのは言うまでもない。