八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第16章 ページ16、遠征
~遠征・2日前~
18歳のケイト、8歳になったレオ、22歳の私と共に
再び海へと身を乗り出した。
あの当時、ビーチバレーというものがうまく出来ず
ボールをひたすらに割るだけという行為の繰り返しになってしまったが
今は違う!!
ちゃんとルールも覚えた!加減も出来るようになった!!
さあ、出陣の時だ!!!
びゅおおおおおおおおおおお
ケイト「……」しーん
フエゴレオン「…;」
レオポルド「姉上、ビーチバレーしないんですか?;」
ケイト「台風が近づいてるこの時期に何をしようと?」
淡々とツッコむのもよくわかる。だが…
せめて、もう少し温かみを持ってくれないだろうか?;
昔ならきっと、無邪気に喜んではしゃぎ続けていただろうに…;(汗&溜息)
レオポルド「俺の誕生日なんですよ!?
ミモザやノエルの誕生日には何かしら駆けつけてやってたじゃないですか!;」涙目
ケイト「…よし、わかったあ!!」ぼぉっ!!
ぶわっ!!
その瞬間、一瞬で台風を蹴散らし雲も晴れ渡った。
ケイト「昔みたいに、一緒に遊ぼっか^^」
レオポルド「はい!!^^」ぱああ
フエゴレオン「ああ!」ふっ
それから後…
1対1で審判1人というやり方で、ビーチバレーを堪能することになった。
無論…
ばしぃん!!!!
ケイト「よっしゃ勝ったあああ!!^^」
レオポルド「自分のコートにアタックしてどうするんですか!?;」
ケイト「え!?違うの!?;
負けた!!?;」ががーん!!
ルールも知らないまま決行したことでケイトは負け続け
結果として
「勝つまで続けるんだあああ!!!;;」と駄々をこねられ
その日一日、家へ帰ることは出来なかった。
だが、ケイトが冷静でいることが非常に多くなってしまった今となっては
それがとても懐かしく
私達二人はそろって、それさえも楽しく感じてしまった。