八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第15章 ページ15、喪失
ケイト「事態は一刻を争う!
時が進めば進むほど戦況も変われば、死人も犠牲も増える。
死人0、犠牲も少ない内に早急に決着つけるぞ!!」ごぉっ!!
フエゴレオン「おお!!!」ごぉっ!!
ノゼル「言われずともそのつもりだ!」ぶわあっ!!
光、炎、水銀を一瞬で出す中
ケイト「ついた瞬間、一気に攻め込め!!
敵軍が動揺した瞬間、全ての意識を薙ぎ払え!!!
光同化魔法で一気に送る!!瞬時に全滅させるぞ!!!!」
フエゴレオン「わかっている!!!任せろ!!!!」
ノゼル「ぱっぱと送れ」
『でやああああああああああ!!!!!!』
どっごおおおお!!!!!
一瞬かつ同時に、三つの方面において大爆発が起こり、敵軍を殲滅した。
命がかかっていることとなると
非常に思考が切れ、早急に決着をつける手を躊躇なく叩きこむ。
自ら前線へと乗り出し
「戦況をひっくり返す手段」を一瞬で考えつくだけでなく、その間に迷いなく実行へと移す。
考えるのと、行動に移すのが同時で
その行動は全て理に適っており、最適解だった。
もし負けるとしても、ただでは転ばないタイプだな。
まあ、負けた所を見たこともないが…;
結果、自軍は快勝を収めた。
その時、思った。
たとえ負け戦となろうとも、最善の手を下してくれるだろうと。
ただでは転ばないタイプだからな。
瞬時に相手戦力の判断、分析、
一瞬で殲滅できるだけの手段、自軍の振り分け…
頭が切れ、よく回り、指揮に向いている。
IQという知能指数が300を示していた。
その分、あまりある思考速度で悩み事が多い場合困るらしいが…
やはり、大したものだ。
この一件を通して、改めて思う。