八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第15章 ページ15、喪失
また、ノゼルの時でも同様に駆けつけて助けたことがあったらしい。
ケイト「空間結界魔法+光速回復魔法」
銀翼の大鷲団を結界で保護しつつ、瞬時に全快状態へと回復させた。
ケイト「風魔法×衝撃伝達魔法×光同化魔法」
魔の塊が白い光と化して魔法刀へ纏わせ、それを左から右へ横薙ぎに払うと
その先にある地平線全てが太陽の如く瞬き、悲鳴が上がった。
ケイト「これで終わりか」
すっ
魔法刀を下ろす中、残ったのは気絶した敵兵と
完全に全快状態になった銀翼の大鷲と、ケイトだけだった。
「これが…魔法騎士団、唯一の異例
たった一人のみで構成された「幻の遊撃団」、『白の鳳凰』…!!」
銀翼の大鷲の団員の一人が呟く中
「×って…同時魔法と何が?」
ノゼル「合体よりも遥かに一体化された魔法ということだ」
ケイト「面倒だけど、あいつら送り返してもいいか?」
ノゼル「ああ、頼む」
ケイト「ほいよ」
しゅんっ!
そう手をかざした瞬間、白い光が再び先へ行き
上へ上げた瞬間、気絶した兵たちが見えた。
その数は…目視できない&数え切れないほどの大軍で
ノゼル「すまない。助かった」
ケイト「別にいいって^^」
副団長「あの人って、そんなに強いんですか?;」こそこそ
ノゼル「対人戦闘では、あいつの右に出る者はいないだろう」
副団長(断言した!!;)
ノゼル「認めたくはないがな…」
「団長がそんなに言うって…そんだけ凄い人なのか……」
という出来事があったらしい。
私が惚れ込むだけはあるな//(うんうん)←のろけ切っている
ケイト「?何笑いながら腕組みして二度頷いているの?」
そう思っていると、聴かれた言葉に「何でもない」と笑いながら答えた。
ケイト「え~!!絶対嘘だ!!」
フエゴレオン「そんなことはないぞ?ふふっ(微笑」なでなで
ケイト「上から目線~!!」ぶうぶう
こういった時間が…本当に幸せだ。
どんなに成長しても、そういった部分は変わらない。
フエゴレオン「よしよし^^」なでなで
ケイト「子供扱いすんな!」ぷいっ
抱き締めながら撫でると
これまたいつものように、頬を膨らませながら顔を逸らした。
だが…
やはり、それすらも愛おしくて堪らない心境に駆られた。