• テキストサイズ

八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第15章 ページ15、喪失





ケイト「どうして、先に死んじゃったんだよバカアアア!;

うあああああああ!!うわあああん」涙


まるで堰が切れたかのように、涙がぼろぼろと流れ落ちていった。



本当に、大切だった。

本当に、大好きだった…


それを見ているだけで、よく伝わってきた。



どれほど、慕っていたのかまで……




ざわざわ


大泣きする光景に、周囲の人たちがざわつく中

私は落ち着かせようと出てきて抱き締め、背中を撫でたが…



ケイト「庇われて死なれたって、こっちは何も嬉しくなんかないんだよ!
いいか!?あの世で幸せならなきゃぶん殴りにいくからな!覚えてろおおおお!!」


私が抱き締める中

身を乗り出しながら、ケイトは涙ながらに必死に人差し指を向けて叫んでいた。


当の魔法帝は、まるで笑っているかのようにも見え、眠りについていた。



その時、ルドルフの弟のユリウス殿が前に出てきて

その言葉に笑ったまま、私達のもとへと歩み寄ってきた。




ユリウス「本当に…兄のことが、大好きだったんだね…」

ぐいっ
ぱちん

そう左腕を右手でつかんで引き寄せ、左手で左頬を叩いた…


その中

ケイトはその理由がわからないからか、目を見開いたまま数秒ほど固まっていた。



/ 484ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp