八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第15章 ページ15、喪失
魔法帝『えー?
じゃあ、僕にも誕生日に何かちょうだい』
ケイト『はいはい。戦争が終わったらすぐもってくから』
魔法帝『絶対だからね!?』
ケイト『1か月に50もの任務押し付けたかのごとく、怒涛に返してやりますよ♪』にや
魔法帝『た、楽しみに待ってるよ;』引きつり笑い
ケイト『そのためにも!
一緒に生きないとですよね?やりたいこと、やるんでしょう?^^』にこにこ
魔法帝『うん!
終戦祝い、期待しててよ^^♪』
ケイト『はい!^^』ぱあ
最近の映像から
魔法帝『これもお願い♪』
ケイト『なんでも押し付ければいいというものではありませんよ?』じとー
魔法帝『いや、悪いけどマジで大変だから;』
ケイト『しょうがないなあ、もう』溜息
呆れたような思いから、
魔法帝『あ、これもお願い♪』両手あわせ
ケイト『お前反省する気ないだろ!!;
1か月に50、余裕で通り越したぞ!!;』
魔法帝『給料割り増しするから;w』
ケイト『親しき中にも礼儀あり!!
金増えるからやるなんざごめんだ!!お前のためにやってやる!!
給料は今まで通りで増やさんでいい!!』ぷんぷん
魔法帝『…くす…ありがとう^^』
ケイト『そう思うんなら頑張って働けい!!』
魔法帝『うん!^^』
怒ったような思いから、大好きだという想いまで…
どごぉ!!!!!
ケイト『あっはっはっはっはっはっ!!^^』
魔法帝『待って!!;お願いだから!;
殺されるううう!!!;』
ケイト『やられる~!^^♪』
魔法帝『お願い!引っ張ってええええ;』
フエゴレオン『貴様らあああああ!!!!・・』激怒
スイカ割りでの、楽しく感じていた、追いかけ合った一時も
ケイト「うっ…」
ケイトが震えて涙ぐむ中
魔導書が魔法で伝えてくるケイトの想いに…私は動けぬままでいた。
今となっては…
全て、楽しい想い出ばかりが、胸によぎっており
失ったことを痛切に感じていることが、ありありと伝わってきた。