八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第14章 ページ14、海
それから数秒後、凄まじい拳のラッシュが私を襲い続けていた。
1秒に拳10発。
フエゴレオン(なんて速さだ!;)
両腕で、何とか防ぎ続けるも
その直後、顔面に来た拳を防いだ瞬間…
ひゅっ
フエゴレオン「!!(消えた?」
視界を『前、かつ上』のみに
連続で3秒攻撃し続けることで限定させ
なおかつ、防ぐよう専念させる。
それにより…
それのみに、注意をひかせる。
そうして…
瞬時にしゃがみ、相手の視線から消え…
懐へと潜り込み…
フエゴレオン「下!?」
ガガッ
両腕の隙間を通すように足を入れ、私の左頬を右足で蹴り上げると同時に
右手でバランスをとりながら、その蹴り上げたことによる勢いを利用し
左裏拳を、両足へと全力で振るい、私を空中へと浮かせた…
(この間、0.8秒)
そうして…
瞬時に、右手のみで私の上へと飛び
空中で、両腕で、私の両足を掴み
両足で、左右にある腕を肩ごと押さえ込んだ。
(この間、0.5秒)
レオポルド「おおおおおおおおおお!!!!!」
ケイト「見取稽古、堪能した?」
レオポルド「はい!!
姉上の体術、見事です!
全部の動きが流れるようで一瞬で、本当に綺麗でした!
何度も振るい続ける拳が、顔面や上部の急所を狙うようにしていたのは
こうするための布石だったのですね!!勉強になります!」キラキラ
フエゴレオン「魔道士らしからぬ戦いだが、近接戦闘は身につけておいて損だということはない。
力をつけて、スイカを粉砕できるぐらいにはなれ!」
レオポルド「はい!!(敬礼)
…でも兄上、粉々になったらスイカは食べれません;」ぐすん
フエゴレオン「…すまん;物のたとえだ;
せめて握力を50kgはつけてくれ」←罪悪感を感じている
レオポルド「が、頑張ります;」汗
それから
ばちーん!!!
ヤミ「ビーチバレーやらないかだとよ。やるか?」
ケイト「やるー!^^」
フエゴレオン「私にボールをぶつけたことに対する謝罪は皆無か?ヤミ」イラッ←顔面にぶつけられた人
ヤミ「おお、すまん」両手あわせ←ケイトを誘おうと投げた結果、フエゴレオンにぶつけた人
人生初の、ビーチバレーへ誘われることとなった。