八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第14章 ページ14、海
レオポルド「互いに愛し合っているのだから、それでいいんじゃないですか?;」
そういうレオとは裏腹に
やはり、これだけは死んでも譲りたくはなかった。
フエゴレオン&ケイト『私の方が上だアアアアアア!!!!』
がっ!!!!!!!
そして…体術が始まった。
二人の右拳が、互いの左手の平をとらえた。
ケイト「ふっ(微笑」
フエゴレオン「笑った?)なっ!!」
ひゅがっ!!
瞬時に、相手の動きに逆らわらないように
右拳に添わすように
自身の左手の平を地面と平行になるようあげることで、力を加え続けられていた右拳を逸らし
相手の動きが止まらないことを利用し、その懐へ飛び込むと同時に
私の右腕前腕部を
自身の右手で掴み、自身の右肩後ろへと引き寄せながら
自身の左拳を、みぞおちへと叩き込んできた。
フエゴレオン「ごふっ!!」
それに咳き込むも…立ったまま…
その理由は…
ケイト「ギリギリだったね。左手」
シュウウウウウ
左手をぎりぎり滑り込ませ、
衝撃を減らしたことによるものだった。
右拳のぶつかり合いは0.2秒。
それからの変化が、たった0.3秒の出来事だった。
フエゴレオン「ふっ。
やはり面白いな、ケイトとの修業は!」微笑&しゅっ!!
ケイト「そうだね!!」微笑&ばっ!!
そう叫びながら攻撃を繰り出す中、ケイトもまた繰り出しており
私達は互いに、互いしか目に入らなくなっていた。