八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第14章 ページ14、海
フエゴレオン「むっ)…
それを言うなら、お前もヤミやノゼルと口を聞くな!」
ケイト「フエゴレオンも周囲の女と口を聞くな!!」
フエゴレオン「それだと生活が成り立たないだろう!?使用人とどうやって
ケイト「知らんわ!!」
フエゴレオン「何!?;」
ああ言えばこう言う…
その言葉通りぎゃいぎゃいと叫び合う内に、話が荒れていった。
レオポルド「兄上、姉上…仲直り!」
その折、レオが私達の間へと入ってきた。
ケイト「…?」
レオポルド「またあの時のようにすれ違って喧嘩するの、見たくありません!
姉上は兄上にいたずらをしたことを謝って、同じいたずらはしない事。
兄上は姉上に友達付き合いや家族の付き合いぐらいは許す事。
姉上も同様に。
互いに謝って下さい!!」
ケイト&フエゴレオン『……』
その言葉に、私は一時唖然となって固まっていた。
それから数秒の後、私達は互いを見合った。
ケイト&フエゴレオン『…』ちらっ
その時、なぜか心が落ち着き、互いに意地を張っていたことが分かった。
ケイト&フエゴレオン『すみませんでした』ぺこり
レオポルド「よし。仲直りした^^♪」るんるん←嬉しそう
ケイト「それでもさあ…やっぱり…なんか、ねえ?」
フエゴレオン「互いに、我慢するか。同じなのだろうからな」
ケイト「ううん。私の方がフエゴレオンへの愛がでかい」
フエゴレオン「いや、私の方がケイトへの愛がでかい」
ケイト「その愛の大きさでは私の方が」
フエゴレオン「いや、私の方が」
ケイト&フエゴレオン『………』
ケイト「譲らないな」ゴゴゴゴゴ
フエゴレオン「これだけは死んでも譲れん」ゴゴゴゴゴ
その瞬間、私達は睨み合っていた。