八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第4章 ページ4、家族
こんこん
母上「どうぞ」
ノックしてから入ると
母上とシスターが談笑しているのがうかがえた。
フエゴレオン「母上、料理を二人で作ってみました。
召し上がって下さい」
母上「ありがとう^^」
テレジア「あら、私の分まで?」
ケイト「先程迷惑をおかけしましたし^^;」
母上「もしかして…
先程の流星群、ケイトがやったの?」
ケイト「どきっ!!);」びくっ!
フエゴレオン「止められなかった私にも責任はあります!
ケイトを叱るなら、私も叱って下さい」
一歩前に出ながら、ケイトを右手で制して言うと
それを庇ったととらえたのか
私を叱られるのを避けようと、ケイトがさらに前に出た。
ケイト「ずうん)ごめんなさい!
元魔法騎士団の人なら強いから、本気でぶっ放しても大丈夫だって思って
ついつい突っ走ってしまいました!
すみませんでした!!」ぶおん!!
フエゴレオン「すみませんでした!!」ぶおん!!
凄い勢いで頭を振り下ろすように下げたケイトに
私も同様に頭を下げていた。
テレジア「怒らないでやってくれないかい?
悪気があってやったわけじゃないんだ」
母上「…ええ。
でも、けじめは必要。
罰として…
晩ご飯、二人に作ってもらおうかしら^^」
ケイト&フエゴ『はい!!』敬礼
そう優しく微笑みながら言う母上に
私たちはそろって微笑みながら、敬礼した。