八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第4章 ページ4、家族
テレジア「別にいいよ。
将来強くなりそうだ、期待でいっぱいだね^^」
ケイト「ありがとうございます^^//」
そう言って頭を撫でるシスターに
ケイトは嬉しそうに顔を赤らめながら、微笑んでいた。
テレジア「フエ坊、元気にしてたかい?」にこっ
フエゴレオン「はい、お久しぶりです」ぺこっ
聞いた話によると
母上に用事というかお祝いに来たようで、母上の部屋への道を案内した。
当の母上には横になってもらっており、食事もまだだったわけで
シスターが母上の部屋に向かった時、ケイトが動き出した。
ケイト「昼飯時だし、母上に料理を作ろうよ!」わくわく
フエゴレオン「…料理はしたことがあるのか?」
ケイト「ない!でも作れるよ?」
それから促されるままに、キッチンに移動すると
魔を集めて、それを媒体に母上の味の料理を作り出していた。
こおおおお!(魔が光状になりながら一点に集まる)
ぼんっ!(一点集中された魔が、料理へと形を変えた)
ぱくっ
フエゴレオン「!…」
ケイト「どう?」
一口食べて解った。
魔を通して作りたい物を分析して、それと全く同じものを作り出しているのだと
フエゴレオン「母上の味だ」
ケイト「でもこれそのまま持ってっちゃ作ったってことにはならないよね;
手作りの方が、やっぱり嬉しいだろうし。
でも作り方分からない」しょぼん
ぽんっ
そう落ち込むケイトの肩に、私は手を置いて言った。
フエゴレオン「大丈夫だ。
母上が作っている所を見たことがある。
これをもとに、一緒に作ってみよう!」微笑
ケイト「おおー!!^^」拳振り上げる
そうして20分後…
悪戦しながらもなんとか完成させた料理を、二人分持っていくことにした。
味見してみたところ
母上には及ばないが、初めてにしてはうまく出来た方だと思えた。