八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第14章 ページ14、海
ヤミ「こうなったら仕方がねえ!碁で勝負だ!!」
ケイト「望む所だ!ルール知らんけど!!」
フエゴレオン「頼むから静かにしてくれ!!!;」
ぴしゃぁん!!!しゃっ!!
そう叫ぶが早いか、窓を閉めると同時にカーテンもまた閉めた。
ケイト「…どうしたんだろう?」
ヤミ「仕事で苛立ってんだろ?
雑音あったら集中できねえのと同じだ」
ケイト「あ、なるほど」
フエゴレオン「はあ…これで少しは静かに;
ヤミ「ああああああああああああ!!!!!!!!;」
その瞬間、ヤミの叫び声に私の声はかき消された。
ヤミ「ずりい!!何でそんなに強ぇんだよ!!;」
ケイト「IQ高いから?」
ヤミ「知るか!!もう一回だ!!」
それから後…
夕暮れまで、その喧騒は続いていった。
やれやれ。
結局、いつもより時間を要してしまった。
溜息交じりに終えたことを伝え、晩ご飯を食べることにし出すと
ヤミ「待て!!
勝つまでやるんだアアアアアア!!!!」
フエゴレオン「…我慢してやってくれ;」
ツッコミどころが満載過ぎて
どこからどういえばいいのかさえも解らなくなってしまう自分がいた。
やはり疲れているのだろうか…;
ヤミ「こんだけ材料豊富なら闇鍋しようぜ!」
レオポルド&ケイト&フエゴレオン『?』
レオポルド「闇鍋って何ですか?」
ヤミ「ん?そりゃそれぞれ自分以外には不明な突飛な材料を複数人で持ち寄って、暗中で調理して食べる鍋料理のことだよ!」
フエゴレオン&ケイト『食材で遊ぶな!!!!』
ケイト「死んだ者から、命を分け与えてもらう神聖な儀!それが食事ぞ!!」ごぉっ!!
フエゴレオン「ヤミ、お前は食事を遊びのようにとらえているのか!!!?」ごぉっ!!
ヤミ「スマン、忘れてくれ;
(面倒なことになるとは思わなかった;」
レオポルド「え~;」うずうず←ちょっとやってみたかった
そうこうしている内に、あっという間に一日は過ぎていった。
その日の晩、ケイトが私の布団に潜り込んできて
共に昔を笑って語らいながら一夜を過ごしたのは、言うまでもない。
こうして、楽しい一日は幕を下ろした。