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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第4章 ページ4、家族





テレジア「なんなら全力の一撃でもいいよ!」

ケイト「ぱあ!)ホント!?

よぉーし!!」ざっ!!


そう言うが早いか、腰を落として

左腕を後ろに引き、左腕の前腕部中央を右手で握り締めた。



フエゴレオン「?一体何を?」

テレジア「下がってな!

凄い魔だ。相当の一撃だね」ざわっ


見るからに、どちらも血がざわついてしまったように見えた。



ケイト「はあああああ!」

そう叫ぶ中、周囲の魔の流れがケイトへと集中されていった。


ケイトに光が集まっていき、全身が輝きだした。



テレジア「魔が輝き出すほど濃縮されている…

こんなことができるのは、ハーミット家ぐらいのもののはず……


一体、何者なんだい?」


そう呟かれる声を聴く中

あまりの魔の濃さに、周囲に凄まじい風が吹き荒れ


私は、飛ばされそうになる洗濯物を押さえ続けていた。



その時、ケイトが動き出した。



ケイト「光の爆発(シャイニング・ブラスト)」


その全てを左拳に一点集中させ

ケイトが後ろに引いていた左半身を前へ押し込むように
右足を軸にして殴るように解き放った。


が、シスターテレジアは

それを咄嗟に上へ弾いて軌道を逸らした。



なるほど、真っ直ぐに働く力に対して

下から掬いあげるように力を加えることで、軌道を変えたのか。


が、その直後に起こったのは…




ケイトの技が遠くの星にぶつかって、その星が内側から砕け散ったことで


この星にまで響くほどの凄まじい轟音と

それと共に、恐ろしいほどの流れ星が降ってきたことだった。



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