八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第13章 ページ13、誓いの印
真っ暗な部屋の中、私はベッドでうずくまっていた。
涙と鼻水が出るほど泣きじゃくりながら、何度も謝っていた。
ケイト「ごめん、ごめんごめん、ごめんごめんごめん;;」
どうしてあんなことをやったんだという自責
良心の呵責、あまりの変動による精神への重圧に耐えきれず
『死にたい…』
その呟きと共に、自身の腕を斬りつけた。
治らなければいいのに、勝手に急速に治ったのを見て…呟いた。
ケイト「何で死ねないの;何で普通と違うの;
どうして…っ;;」
暗い部屋の中、涙と共に昔のことが脳裏によぎった。
私は、他の人と違う。
姉から言われた言葉が、脳裏によぎる。
「ケイトはいいよね」
「どうせすぐに治って、痛みなんてなくなるくせに」
『このまま、死ねないのではないのだろうか』
そう思い、言い知れぬ不安感に襲われた瞬間
身体は突発的に、ナイフを自身の心臓へと真っ直ぐに突き刺した。
だが、どうあっても死ねず
意識が戻った時には、全く何もなかったかのように魔が治してくれていた。
ケイト「……どうして?;;」
その状況に耐えきれず
フラッシュバックまで起こし、私はただただ死ぬ方法を模索しだした。
自分を殺すための方法を
ケイト「どうして、違うの?;;
何で…
どうして……;;」
流れ出ていく涙は次第に多くなり、鼻水までもが出て、布団へ落ちていく。
老婆になっても、ずっと?
ずっと生き永らえるの?
ずっとこの姿のまま…死ぬまで、ずっと?
フエゴレオンが年老いて死んでも
ずっと一人だけ、遺されていくの?
あの時のように、ずっと?
ずっと、一人で?;;
想像するだけで、気が狂いそうになった。
言い知れない不安に駆られ
何も見えずわからないどん底に突き落とされた感覚に駆られ
光同化魔法で窓をすり抜けて、光速移動した。
部屋に鍵をかけたまま、血痕も残したまま…
それから大変なことになるなど、思いもしないまま。