八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第13章 ページ13、誓いの印
ケイト「フエゴレオン……
喧嘩した時って、どうしたらいいの?
考えたけどわかんないよ;
本当にごめんってば;
赦して;もう、絶対しないから;;」土下座
ふいっ
ここのところ、私には仕事が入ってこなかった。
今日から休暇で、余計に感傷に浸っていた。
一体…どうすればいいの?;
悩みに悩む中、あの日から三日目の時
昼頃にフエゴレオンを見かけた瞬間
ケイト「ごめんなさい」
倒れ伏した状態で両手をついて謝った。
土下座よりも遥かに高難易度な体制で。
フエゴレオン「…」ふいっ
ケイト「っ…;
ごめん…ひっく;」
フエゴレオン「!」ぴたっ&くるっ
背を向けて去っていくフエゴレオンを見た瞬間
嗚咽が止まらなくなった。
ケイト「ごめん、ごめんっ;ごめんっ;;」涙
しゃっくり上げながら、何度も謝る中…
『副団長、早く!!』
フエゴレオン「ああ」ふいっ
通信が入り、そっけなく顔を逸らして去っていった。
それから…
ケイト「うっ;ぁっ;;
うああああああああ;;」
しゃっくりを上げながら泣き続けていると……
レオポルド「姉上!;
大丈夫ですか、姉上!?;
兄上…あんなに意地を張らなくてもいいのに…」←一部始終見てた
レオがやってきて、背中をそっとさすってくれた。
レオポルド「俺、兄上に」
ケイト「いいっ」ぐすん
レオポルド「え?;」
ケイト「むくっ)私と兄上の問題だから、いい」ぐすっ
起き上がりながら、涙を拭いつつ言うと
レオポルド「……わかり、ました;」
ケイト「ごめん…
一人になりたい」すくっ
渋々ではあるが、レオは退いてくれた。
それから私は、部屋にこもって鍵をかけた。
その後で、レオは兄上と話をしていたらしい。
いつもなら、魔を通してそういった会話や情報などまで把握できるのだが
ショックのあまり
そんな会話も情報も、私の頭には届かなかった。