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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第13章 ページ13、誓いの印





あのエイプリルフールから、1日経った。


私は、フエゴレオンに話しかけてみても全く返事がないし

目も合わせようともされなかった。



ケイト「フエゴレオ
ふいっ


任務中二人きりになって、フエゴレオンへ手を伸ばす中

それを避けられ、空を切った。



あれからずっとつっけんどうで、そっけなくなった。




2日経った頃


ケイト「ねえ、フエゴレオン。

どうしたら赦してくれる?もう二度としないよ?」涙目


心細く、不安でいっぱいになった。



ケイト「ごめん(土下座」
ふいっ

何度も目の前に立って、土下座した。


それでも…
目も合わせず、顔を見せようともしなかった。



ケイト「フエゴレオン…」

フエゴレオンが歩いていく背に投げかけた声が

廊下の中、虚しく響いた。


足を止めることなく、部屋へ入っていく姿に…

私の胸は、痛んだ。



どうして…こうなってしまったんだろうか?

私はただ、言いたかっただけなんだよ?


自殺も、傷付くこともトラウマそのもので

それを見た瞬間に、死を望むぐらいひどく心が苦しんでいた。



でもね…

今はもう、違うんだよ。


あれから成長して、悪ふざけとしてもできるようになったんだよ?

話に出せることも、少しずつだけどできるようになってきたんだよ?



嘘だって、ちゃんとすぐに言ったよ?

自殺したくてしたわけじゃないって…解るでしょ?




ねえ……

フエゴレオン………



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