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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第12章 ページ12、穏やかな日常




~教会~


そうして、ふと机を見ると…

ケイトの机だけでなく、私の机にも100万置かれていた;



まったく;後で返すか(溜息)


一人残された広い部屋で、私は一人溜息をついた。



ケイト「んーと
貧しいのは王貴界や平界じゃなくて、恵外界だよね?
王貴界や平界は余裕あるだろうから、無しとして。

恵外界の教会数は確か…105はあったかな?
つまり1050万を均等に分担すると、1つにつきちょうど10万ユールぐらいだな。


今の所、王貴界や平界に魔を均等にばらまいて思念伝達魔法で読み取ってるけど
別に満ち足りてるから必要ないな。

やっぱり貧困してるのは恵外界で、何が不足してるかをこのまま読み取って…
なるほど、金銭面よりも物資だな。

明日食うものにも困るってわけじゃないけど、手は孤児たちのおかげで足りてるのか。

ふむ…


まずは食べ物や服、不足している物資を8万ユールで不足分だけ買おう。
持つ分の金額があまりにでかいと、それを狙われる可能性が高いし危険が増す。

でもって、その物資は水をかければ瞬時に元の大きさに戻る魔法をかけておこう。
別に大したものじゃないって思わせることで、盗まれないように。

その上にお金を置こう。

封筒に入れて、受け取るのを見届けてから去ろう」


そうして…

恵外界において、教会を巡っていった。


今季は非常に作物の出来が悪かったらしく

涙を流しながら、「助かるわ!!」との叫びが頻発していた。



だが…

一人だけに、たまたま見つかってしまった。


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